ナナの定番位置に令は寝る。
後から来たナナは、少し離れて寝る。
ナナの方から距離をとる。
体を使って令をどかせることは滅多にやらない。
私の見るところ、友達んちの秋田も同じように遠慮がちなのが多い。
だから距離さえとれば、飼い主たちはおしゃべりしながら犬連れで散歩も出来るし、猫と同居も出来て、あんまり苦労することがない。
秋田は本当に人間に気を使ってくれる、良い子だ。
飼いにくい、あるいは初心者向けではない、というカテゴリーに入れられているけれど、なにかちょっと違うような気がする。
同居6年、だんだん仲良くなってきたと思っているのは飼い主だけで、どうもゆんゆんとお互い電波を出し合っているとみえて、しばらくするとまずナナが自分の領域へ動く。
そうすると令がすかさず横へ寄って行く。
じりじりと擦り寄り、ナナのピクピク動く耳を噛んだりする。
ナナの顔をよく見るといや~な顔をしている。
令はひたすらひっついていく方で、ナナのイヤイヤ電波などどこ吹く風。
今日も一日〝嫌がらせ〟をやっている。
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本文を300字以上書くとAIがタイトルをつけてくれるというサービスが出来たので、早速試してみた。
あんまり良いタイトルとは思わないけどねー。