この間、立て続けに割れていたというのでクロネコにぎゃんぎゃん言った結果w
手前に置いてある小物、これだけ送るのに、ヤマトはファビョったらしい。
作家さんが営業所に荷物を持ち込むと「確認」と言って中を改め、これではだめだと箱を2つにして梱包し直したんだって。
作家さんから苦笑まじりのメールが来ていたけど、本当にヤマトもヤマトだと思った。
ずいぶん前からこの作家さんから時々買っているけれど、今まで何ともなかったのだから。
この間割れてたのとよく似たデザインのお皿、ちゃんと事故無く届いていたことがあるんだから。
こんな発狂したような梱包する必要あったんかね?
まぁ、今回は無事でしたから文句は言いませんが・・・。
(梱包資材を外すのと分別したり始末するのに1時間かかったわよ)
------------
今はあんまり流行らないと思うんだけど、私が主婦になりたての頃、食器セットをお礼とかお返しとかに贈ることがよくあった。
湯飲みセットとかお椀とかね、たいてい5客くらいの揃い。
そういう中に小鉢揃えとか向付けとかあって、自分ちで使うものは洋食器が多かったから、たいてい箱入りのまま戸棚の奥へしまったまま忘れていた。
向付けは、ご飯と汁物の向こうに置く器でお刺身とか和え物が盛られているのだそうだが、結婚前に付け焼き刃で習っただけだし、だいたいそういう家ではなかったので、せっかく頂いてもうちの生活に於いては出番がなかった。
姑は「お向こう」とか言っていた。
「お向こうに、そこの小鉢を取ってちょうだい」などと言われ、食器棚の前でへどもどすると「お向こうを知らないの、貴女?」とすかさず嫌みが飛んでくる。
いや、向付けって言葉は知ってますよ、でも料理屋のように、ぎっしり揃えてある和食器の前で、小鉢って言ったっていろいろあってわかんないんですよ。
威張るわけではないですが、うちの母は、洗い物が少なくなると言って、これをご愛用だったんですよ?
弟が大学の時に下宿で使っていたのを見て「お母さんも欲しい!」ときかないので、弟はわざわざミリタリーグッズの店に行って買い求めたという代物。
ただ、すごい重くてね、腱鞘炎になりそうだと後悔していたみたい。
孫のお食い初めセットを買った時に、仕切りがついたお皿があったので、閃いたらしい。
幼児用のプラスチックトレーに変えた。
極端なんだ。
祖母ちゃんはともかく父もひよこさんがついたお皿に、鯖の味噌煮なんかを盛り付けられてましたっけ。
まぁね、こんなことは婚家には口が裂けても言えませんけどね、言えばよけいにバカにされるだけだし。
かばうわけではないんだけれども、母もものを知らないわけではない、女学校の良妻賢母教育は徹底していたそうだから、ものすごく厳しかったと言ってた。
でも、戦争に負けて、母は合理主義者になりました。
いつの頃からか、せっかくのもらい物を後生大事に取っておいても仕方が無いと普段に使うようになり、とっかえひっかえ器に凝っている私に、母は
「くだんない、」
ま、確かに。
向付けの意味も分からず、ただのお惣菜を盛って、配膳する位置もテキトー。
でもねぇ、お母さん、娘をあの家に嫁がせたのは、ア・ナ・タ なんですからね。
「○子さん(私のこと)、お小皿取ってちょうだい」
お小皿ですよ、お小皿。
小姑には「もっと丁寧な言葉を使って」って文句言われましたよ。
丁寧ってどんなだ?と聞いてたら何でも〝お〟をつけてました。
でも「えーと、おいもとおだいこんと、あと、おにんじんも入れましょうか」って言って、さすがに小姑、自分でも〝おにんじん〟はおかしいと思ったとみえ、チラッとこっちを見て・・・目が合いました。
こっちもすぐ気がついてますから、そこで気がつかないふりが出来たら一人前だったんですが、ニヤッとしちゃったんで、ついでに(あら、これはニワカだわ)なんて、意地の悪いことを考えちゃったんで、伝わったのかな?
今になって言えるのですが、以後、よく苛められましたねw