デジカメが壊れた。
CASIOがデジカメ出したって結構評判の良いこと書いてあったから買ったもの、当時で4万円超したかな、はり込みましたよ。
この頃がデジカメ全盛期かなぁ?
その後、一眼レフデジカメが出て、重いからSONYのミラーレスを買って、それでも重くて、ナナが嬉しそうに野原で飛び跳ねるのを連写するつもりが、出かける時には持っていかなくて、結局ナナのお散歩バッグに入れてあることが多いこのCASIOで撮ってきた。
今は皆さんスマホでお撮りになるようで、しかし、どうも慣れなくてさ。
さて、これからまだナナを撮ることは続きそうだけれどどうする?
SONYのデジカメがあるけれど、充電用のリードをどこかへやってしまって、これを使うなら必要である。
買いにいくついでにCASIOを持っていった。
修理より新品を買った方がいいのだけれど、CASIOは、この手のデジカメを作るのを止めたとどこかで聞いたことがある。
修理カウンターで、いくら充電しても充電出来ないと言ったら、バッテリーを変えてみますか?とまず言われた。
しかし、もう作っていないので、代替品や後継機種を調べてくれたのだが、バッテリーだけで5000円もする。
修理について聞いてもらっている間に店内をぶらぶらしていたら、CanonのIXY650が半額近くの値段で売られているではないか。
「現品限り」
CASIOには悪いが、「思い入れ」は吹き飛んで、カウンターで「修理はやめます、アレ下さい」焦っていった。
早くツバつけておかないと他の人にポコペンされてしまう!!!!!
おねえさんはニッコリ笑って「在庫見て参ります、お待ち下さい」
え?現品限りじゃないの?
「お待たせいたしました、在庫ございましたので。シルバーでお間違いございませんね?」
おねえさんは箱からカメラを取り出して見せてくれた。
「いや、これおいくら?私、現品限りの方でいいんですけど」
「あ、お値段はあそこに表示してあるとおりでございます」
現品限りというので、持って行かれないよう何かワイヤーのようなものに繋がれていたんですけど・・・現品限りの在庫?
婆さんになると〝恥ずかしい〟ってのは消えて、どこまでも図々しくなるから、再度その点を確かめてみたくなり、値段は一緒だと言われているのにさらに
「あそこの〝現品限り〟だったらもっと安くなる?」
おねーさんは一貫して冷静に「お値段は一緒ですけど、あちらの方がよろしいですか?」
イヤイヤイヤイヤ、同じお値段なら、箱にしまってあったヤツの方がいいですから・・・。
令ちゃんを写してみた。
より可愛く撮れる・・・なんてことはなく、なんか腹に一物ありそうないつもの顔ですなぁw
30年くらい前、パートに出ることになって、家の界隈しか知らなかったのがいきなり栄のど真ん中へ通うことになった頃。
ある日、帰り道でふと「閉店につき大安売り」の看板を見かけた。
もう板戸が半分閉まっており、内側には紅白の幕が張ってあるのが見える。
気になって仕方がないので、パート仲間に「帰り、ちょっと寄って行かない?」と誘いをかけたら、私より3年は先にこの職場へ働きに来ている人が
「ああ、あそこ?私がここへ勤めた頃から〝閉店セール〟やってるわよ」
閉店するする詐欺?
「現品限り」で思い出したw
安いに違いない、って欲深をその気にさせるワード。